【感想】ログ・ホライズン 1期 見た【アニメ】

こんちわ。三千院ナギです。

 

ログ・ホライズン 1期見ました。

これ2013年のアニメなんですね。いいアニメだったと思います。

2期も見たい。

 

何が良かったのか?ってことだけ

言語化しようと思います。

 

 

 

(1)ノンストレス

MMOの世界に閉じ込められた人間たち・・・という設定上、

過剰に暗い世界観になったり、

ハードな展開が待ち受けていても不思議ではないんですが、

ログ・ホライズンはそれがないんですよね。

 

死んでもリスボーンすることを筆頭に

この世界にいつづけることで発生するリスクとか、

少なくとも序盤では明らかにされていなくて、

だからなのか結構みんなのほほんと生きているんですよね。

 

それが良かったw

 

勿論

富の独占をしようとPKが出てきたり、

取り仕切る高レベルギルドが生まれたり、

色々な事象は生まれるんですけど、

やっぱ深刻さはないんで、良くも悪くも「軽い」んですよ。

なので、「毒」にはならないので、惰性で見られる

それがいいとこです。

 

(2)MMOを理解(わか)ってるよね。

2つ目に、MMOを理解しているよねという話をしたくて、

ここが本当にぽさがあるなあと思ってます。

 

と、いうのも、

MMOを取り扱った作品て数多くあって

スキルや転職、レベルの概念を細かく取り入れている作品は

一杯あるんだけど、

 

でも、それってMMOを完全に表現しているかと言われると

そうではないと思うんだよね。

 

プレイしている人間がそのシステムの中で、

どういうコミュニティを作って、

周囲とどんな上下関係があって、取引における力学が生まれて…みたいなとこが

MMOの醍醐味というか真骨頂だよねって、MMOやってた側は思うんです。

日常にまで浸食してくるような、そんな感じ。

 

MMOの狩場を自分が独占するために朝早く起きて、とか

狩りをする為に学校や仕事から早く帰って、グループ組んで狩り続けるとか、

狩り終わったらみんな集まる広場でチャットに興じる、とか。

そういうのっすよ。

 

IN出来る時間が学生と社会人で違ったり、

それ故にプレイスタイルが各々で異なったり、

だからこそギルドの方針も異なったりみたいな。そういうとこまで描けてるか。

 

で、こログ・ホライズンにはそれがあるんですよ。

先述したギルドの存在や、PKしたくなる人の心理など、

MMOやってれば誰でも「あーまぁわかるよね」という「事象」が

ちゃんと描かれてて、そういう意味で面白い作品でした。

 

(3)世界観を「理解する」おもしろさ。

俺、異世界転生やMMOの世界に入っちゃいました系ってたいていが

世界の仕組みを理解する面白さ」のおかげで序盤は見てる側にバフがかかって

ゆえに強くのめりこめる要素ってあると思ってるんすよ。

 

この面白さはパズルを解く面白さだったり、

授業で新しい何かを学んでいるときに集中して聞いてるときの

頭の中で何かを整理していく過程に近いんだと思う。

つまり「熱中」できるんですよね、仕組みを理解するフェーズは

 

だからこそ、逆の事象もあって、

ある程度世界観が見えてくると、没入感が急に消えて

残った面白さがストーリー的な面白さなんだけど、

それは他の異世界転生系と変わらなくて、だからぺらく感じて

途中で見なくなるみたいなことって往々にしてあると思ってて。

 

そしてログ・ホライズンにはそう感じさせにくさがあると思ったんす。

そりゃそうだよね。

 

MMOのシステムのみならず、そこで生きてる人らの考え方とか、

コミュニティとか、そういうとこまで踏み込んで描かれてるから、

世界観の拡張性あるし、まだまだ共感できそうなとこありそうだなって

そんな期待が1期終わってもなお持てるんですもん。

 

結論:語り継がれる名作ではないけど、良いアニメ。